Bslink【ビーズリンク】|6.採用担当目線から考える面接のポイント

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「こんな人が職場にいたら嬉しい!」→ だから、〈第一印象〉や〈言葉遣い〉が気になる

一緒に仕事をする仲間を募集しているのですから、その人が職場にいることで、みんなのやる気が上がったり、気持ちよく仕事できるようになったりしてほしいのです。明るく元気な対応や、礼儀正しい言葉遣いといった、人づきあいをする上での標準的なマナーは心がけましょう。逆にみなさんも、面接官の印象が悪いと、そこで働きたくないのでは?採用する側も同じなのだと考えると、理解しやすいと思います。


「頑張って成長する人がいい」→ だから、〈持続力〉や〈忍耐力〉を求めたい

6年間学び、実習で経験を積んでいるとはいえ、現場に出たら未熟な新人。知識や技術が習熟していないのはもちろんのこと、職場のルールやスタイルなどもイチから身につけなければなりません。だから採用担当者は、その人の成長に期待しています。その原動力は、やる気を持続させて、辛抱強く忍耐する力です。ウサギとカメではありませんが、自分の限界を決めて可能性を狭めず、いつも上を目指して努力する人が、最後には大成すると言えます。


「仕事ってツライこともあるからな…」→ だから、〈前向き志向〉と〈責任感〉がほしい

「イヤだ」と思って避けること、それは「自分は関係ない」と切り離してしまうことでもあります。仕事である以上、そのようにはいきません。「あなたが今やらなければ、どうなるの?」という局面もあります。そんなときに、「この仕事を待っている人がいる」と前向きになり、責任を果たそうとする、その姿勢が求められます。その達成感こそ、自信につながっていくのです。


「この職場に夢を持ってほしい」→ だから、〈キャリアプラン〉があると文句なし

明確な目標を持っている人のほうが、成長の伸びに差が出ます。Point2とも関連しますが、採用担当者は「成長」に大いに期待しており、それこそが即戦力を求める中途採用と、新卒採用の違いです。何より夢を持って働く若者が、自分の職場で成長することは嬉しいものなのです。
途中で目標が変わるのは問題ではありません。重要なことは、今より先を見続けていること。それが、その人の成長の牽引力となります。自分はどんな将来を、その職場で描いているのか、ぜひ一度、考えてほしいと思います。


仕事は、相手があってこそ」→ だから、〈コミュニケーション能力〉は重要

どんな職場でも、人との関わりなくして仕事は成り立ちません。仕事とは、「相手の期待に対して、自分の労力を提供すること」だからです。患者様はもちろんですが、ともに働く医療従事者の方、先輩、同僚とスムーズな意思疎通を図ることで、仕事は相乗効果を生んでいきます。だからこそ、〈コミュニケーション能力〉は重要視されるのです。
別の見方をすれば、採用面接も〈コミュニケーション能力〉を発揮する場だと言えます。その職場は自分に何を期待し、自分ができることは何か。それをお互いに意思疎通させていくことが、よりよい就職活動に結びつくのではないでしょうか?