Bslink【ビーズリンク】|7.自己分析で自分らしい薬剤師に

望んだ未来をつかもう!
「自己分析」で、自分らしい薬剤師に

就職した先輩たちのよくあるアドバイスが「“自己分析”は、ちゃんとやっておいたほうがいい」というもの。
そこでみなさんも、自分の経験してきたことを振り返ったり、長所を知人に教えてもらったり、
または短所の見方を変えることで長所に変換したり、と「自己分析」に四苦八苦していると思います。
でも、「自己分析」したことで、何がわかるのか、何が役立つのか、そのあたりが曖昧なままで、
せっかく苦労した成果が生かしきれない学生もいます。
そこで、「自己分析」を就職活動に活用するためのポイントを押さえたいと思います。

内容一覧


そもそも「自己分析」とは、「自分の価値観を知ること」

薬剤師にはさまざまな職種があり、就職先も多様で、働き方もそれぞれです。
そのなかで、自分がイキイキと働ける職場とは、自分が大事にしていること、正しいと思ったことを実現できるところ。
ズバリ「自分の価値観と合っている職場」となります。
そこで「自分の価値観とは何か」と、過去を振り返ってみたり、長所や短所を見つめたりするのが、「自己分析」なのです。
エントリーシートや、面接のときの話のネタを探すのが目的ではありません。
部活に一生懸命だったのは「仲間が大切だったから」、のんびりな性格なのは
「今を大事にしたいから」など、無自覚だった自分の“真実”を探し求めてください。
それはきっと、とても楽しい作業になるはずです。


「自分の価値観」を生かして、何ができるか考えよう

自分の価値観がわかったことで、「こんな薬剤師になりたい」というイメージがまとまった人は、そこでまた一つ、問い直してみましょう。
それは、「そんな自分が、患者様や社会、その企業に何ができるのか」ということです。
たとえば成長に重きを置く学生が、「病院薬剤師になって臨床現場でスキルを磨きたい」という志望動機だったとします。
でもこれは、自分の望みだけです。働くとは“相手に対して何ができるのか”ということ。
その対価としてもらうのが給料なのです。
ですから先ほどの学生なら、「自分が成長し、身につけた高いスキルで、難病に苦しむ方の力になりたい」と、
自分の価値観で、相手のために自分ができることは何かまで掘り下げていくことが重要です。
自分の価値観をベースに考えるので、エントリーシートや面接でも、
自分の心からの思いでアピールできるはずです。志望動機が弱いと感じる人は、
この視点が欠けている場合が多いので、ぜひ見直してみてください。


「自己分析」で、幸せな就職を

「自己分析」を通じて見つけた「自分の価値観」は、人生の指針ともなりうるものです。
それとマッチした職場と出会えることが、あなたを薬剤師として輝かせ、世の中に貢献することへとつながっていきます。
何より、あなたの幸せに、いちばん近づく方法と言えるでしょう。
就職活動で、ぜひ「自己分析」を活用してほしいと思います。