Bslink【ビーズリンク】|1.業界別仕事内容解説(病院薬剤師、薬局、MR、ドラッグストア、医薬品卸)


あなたの「夢」に合う仕事を探そう
薬剤師が就職する主な業界から、「病院」「薬局」「MR」「ドラッグストア」「医薬品卸」の5つをピックアップしてご紹介します。参考までに、それぞれの仕事の特徴を、★で表現。多様に広がる薬剤師の可能性から、あなたの「夢」にいちばん近いものを探すヒントを、ぜひ見つけてください。

【図表説明】
<アクティブ度> ……………… 自主的なアクションが求められるか
<最先端度> …………………… 最先端の知識やスキルに関われるか
<ルーティンワーク度> ……… 繰り返しの作業が重視されるか
<コミュニケーション度> …… 人と人とのやりとりが発生するか
<患者様との関わり度> ……… 患者様との直接の関わりが多いか

病院薬剤師

高度な専門性を身につけ、チーム医療で患者様を支える

院内の調剤を集中して行うセンター業務、病棟の患者様の服役指導などを行う病棟業務などに分かれています。手術で使う麻酔や、抗癌剤といった高度医療で使われる薬剤も扱うため、現場の最先端で豊富なキャリアを積めるのが魅力です。チーム医療の一員として、他の医療従事者との関わりも深いので、視野が広がり、刺激もたくさん受けられます。何より、患者様と直にふれあう機会があり、直接的に薬剤師としてのやりがいを感じられるでしょう。



薬局

素早く正確に、医薬品とその使い方を患者様へ

病院の近くで連携を取りながら業務を行う「門前薬局」と、駅前などの人の集中する立地で、不特定多数の処方箋を受け付け、地域に密着したサービスを展開する「面分業薬局」があります。最近は、医療クリニックが集まった医療モールに入る薬局も増えています。一般的に、たくさんの処方箋にスピーディーに対応するというルーチンワークが主体となります。大手チェーン薬局の場合、キャリアアップして多彩な職種を目指す道も開かれています。



MR

医薬品による治療を、ドクターとともに追求

ひとことで言うと、製薬メーカーの情報提供者。営業職の側面も持ちます。ドクターの薬物治療パートナーとして、医薬品を安全で効果的に使って治療できるように、さまざまな情報を提供。ドクターと信頼関係を築き、自社の医薬品を使ってもらいます。基本的に患者様と接することはできませんが、ドクターの要望の後ろには、病に苦しむ患者様がいます。医療貢献度が高いため、大きな使命感と高い倫理観が必要になります。なお入社後、MR認定試験の合格が必須となる場合が一般的です。



ドラッグストア

地域の方の、日々の健康的な暮らしをサポート

OTC薬品のほか、日用品や化粧品など多様な商品を扱い、店舗運営や販売など、多様なスキルを身につけられます。売場づくりといった小売ならではのおもしろさもあります。また、サプリメントといった健康補助食品なども含め、健康情報を提供する身近なアドバイザーとして、地域のお客様に貢献することができます。調剤薬局を併設しているドラッグストアもあり、業務の幅が非常に広いのが特徴。どんどん新店を出す大手チェーンもあり、スピード感のある環境と言えます。



医薬品卸

治療に必要な薬が、いつも医療機関にあるように

医療機関への医薬品などの安定供給がミッションです。さまざまな製薬メーカーのMRと連携をとり、医薬品などを仕入れ、病院や薬局などに販売するルートセールスを行っています。薬剤師が医薬品卸業に就職した場合、大抵は「管理薬剤師」となり、医薬品の管理や医療機関からの質問に対する対応、資料作りなどがメインの仕事になります。